あの〝元お騒がせ横綱〟も、白熱の全勝楽日決戦を称賛だ。

 大相撲名古屋場所千秋楽(18日、愛知県体育館)、6場所連続休場明けで進退をかけていた横綱白鵬(36=宮城野)は、綱取りを確定させた大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を破り、45度目の優勝を飾った。

 両雄譲らずデッドヒートを繰り広げた末に迎えた、9年ぶりの千秋楽での無傷相星決戦。長いにらみ合いなどもあり会場を大いに沸かせた白熱の攻防戦は、最後は大横綱が意地を見せた。

 この一番に黙っていられなかったのが、元横綱朝青龍(40)だ。すぐさま自身のツイッターを更新し「二人もう身体中痛みに。凄く頑張ったエール送りたい」(原文ママ)と、大横綱と次期横綱の奮闘をたたえた。

 その後はこの日に勝利して初の2桁白星(10勝5敗)を達成し、初めての三賞となる技能賞を獲得した、おいの豊昇龍(22=立浪)も「今場所目標達成! 立浪親方や女将さん、部屋の若い子達にお疲れ様でした。親方に感謝です」とねぎらった。

 和製大関や三役陣がふがいない成績に終わった中で、モンゴルの後輩たちの活躍には元お騒がせ横綱もご満悦の様子だった。