大相撲名古屋場所12日目(15日、愛知県体育館)、綱取りに挑む大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が、新三役の小結明生(25=立浪)をきめ倒しで下し、初日から自己最長の12連勝。場所後の横綱昇進へ向けて大きく前進した。

 この日も盤石な相撲で全勝をキープし「落ち着いて取れたんでよかった。一日一番の気持ちでやっているので(自己最長の連勝も)特別な思いはない」と語った。

 同期入門の明生との対決には「年下だけど、入門当時から一緒に稽古して、合宿もうちの部屋によく出稽古に来ていて励まし合ってきた一人。上(幕内上位)で戦えているのはいいこと」と振り返った。佳境に差し掛かった横綱白鵬(36=宮城野)とのマッチレースに対しても「残り3日間頑張りたい」と気を引き締めた。