大相撲九州場所14日目(22日、福岡国際センター)、新関脇逸ノ城(21=湊)が大関稀勢の里(28=田子ノ浦)をはたき込みで撃破。勝ち越しを決める8勝目を挙げて来場所の関脇残留を確実にした。取組後は「上位の皆と当たって勝ち越しはうれしい。ホッとしています」と笑みを浮かべた。

 今場所前は帯状疱疹を発症した影響で稽古が不足。怪物旋風を巻き起こした秋場所から一転、横綱大関に1勝5敗と苦戦した。

 逸ノ城は「やっぱり、稽古しないとダメ。次の場所は稽古をもっともっとやって、頑張りたい」。北の湖理事長は「今場所は平均的に見れば、自分の相撲を取りきれていない。がっぷり組んだ相撲があまりなかった。大関に上がるには(横綱大関の)上位6人に五分の成績を挙げないと。そうすれば(白星が)2桁いく」と指摘していた。