稀勢の里連勝ストップに親方衆「やっぱり」

2014年11月14日 16時00分

碧山に一方的に突き出された稀勢の里(手前)

 今年も日本人Vがないまま終わるのか…。大相撲九州場所5日目(13日、福岡国際センター)、大関稀勢の里(28=田子ノ浦)が関脇碧山(28=春日野)に一方的に突き出されて完敗。取組後はうなだれ舌打ちを繰り返し「まあ、切り替えて明日ですね」と絞り出した。今場所は初日から4連勝。優勝争いの期待が膨らみかけたかに見えた。

 

 ところが実際には親方衆は取組前から和製大関に半信半疑。玉ノ井親方(38=元大関栃東)は「今場所の稀勢の里? 分からないな。つかみどころがないから…」。北の湖理事長(61=元横綱)からは「稀勢の里は『こうだろうな』と思って見ていると、その通りになる。上体が高いから(相手に)出てこられたら残れない」と予想を“的中”されてしまう始末だ。

 

 碧山とはこの1年間で2勝3敗と合口が悪いうえ、序盤で取りこぼす“悪癖”はこれまで何度となく見せられてきた。たかが4連勝程度では信用できないということなのだろう。

 

 まだ1敗とはいえ、白鵬(29=宮城野)と鶴竜(29=井筒)の両横綱が全勝を守っただけに早くも厳しい状況に立たされた。今場所前は新関脇の逸ノ城(21=湊)が話題を独占。場所が始まってからの存在感でも和製大関の「完敗」のようだ。