大相撲名古屋場所(7月4日初日、愛知県体育館)を控えた22日、幕内宇良(29=木瀬)が電話取材に応じた。

 ヒザの故障を乗り越え、21場所ぶりの再入幕となった宇良はこの日、29歳の誕生日を迎えた。20代最後の1年となったが「毎日同じことをやるだけなので。相撲もトレーニングも私生活も。あんまり節目とか考えたことないので分からないです。自分がやりたいことをやるだけ」と自然体を強調。今、欲しいものにを問われても「締め込みを新調したいなというのはありますね。(相撲以外は)ないです」と言いきった。

 前回、幕内だった時にはいなかった若隆景(26=荒汐)、明生(25=立浪)の新小結らについて「めちゃくちゃ強いですよね。敵わないですよ」と宇良。それでも「勝ち越しを目指して。今までやってきたことの積み重ねが生きるかどうかなので。場所では強い気持ちを持って戦いたい」と力を込めた。