大相撲の横綱審議委員会の定例会合が24日、東京・両国国技館で開かれた。横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は夏場所を謹慎休場した大関朝乃山(27=高砂)について言及。「正直、失望しました。日ごろ部屋の師匠(高砂親方)はどういう指導をしているのか疑問が残る。何と言っても、協会の看板力士。次の横綱に一番近い。あまりにも軽率で自覚が足りない」と厳しく指摘した。

 朝乃山は夏場所前のキャバクラ通いが報じられ、新型コロナウイルス対策のガイドライン(不要不急の外出禁止)に違反していたことが発覚。夏場所12日目(20日)から謹慎休場した。現在はコンプライアンス委員会が事実関係を調査中。処分案がまとまり次第、理事会で正式な処分が決定する。