琴欧洲親方 涙の断髪式

2014年10月05日 08時00分

 大相撲元大関の琴欧洲親方(31)の引退断髪披露大相撲が4日、東京・両国国技館で開かれた。

 断髪式では父のステファンさん、大関琴奨菊、横綱白鵬ら約350人がまげにはさみを入れ、師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)が大銀杏を切り落とした。最後に1万人の観客の前で琴欧洲は「12年間、皆さまの力を借りて毎日毎日土俵に上がって相撲を取ることができました。満員御礼になって胸が詰まって言葉が出ません」と声を詰まらせながらあいさつした。

 まげに別れを告げて短髪の髪型を披露した親方は「気持ちいいですね。ちょんまげがなくなってさっぱりした」とすっきりした表情。親方としての目標を問われると「自分を超える力士を育てたい。将来は自分の部屋を持つ? 誰でもそういう夢があります」と“琴欧洲部屋”の創設に意欲を見せた。

 兄弟子にあたる琴奨菊は「朝早く起きて三番稽古をしたりした。(互いに切磋琢磨して)引っ張り上げてもらった」と振り返った。また、3月の春場所で最後の対戦相手となった白鵬は「(上の世代に)朝青龍関がいて、彼と私が追いかけてきた。関取になる前は一緒に山稽古をした。いろんな思いがある」と話していた。