大相撲夏場所12日目(20日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)が日本相撲協会に休場を届け出た。前日11日目(19日)に「文春オンライン」が外出禁止期間中のキャバクラ通いを報道。朝乃山は当初、相撲協会による事情聴取に「事実無根」と全面否定していたが、その後の再聴取では一転して規則違反を認めた。

 ここまで朝乃山の成績は7勝4敗で勝ち越しておらず、このまま再出場しなければ次の名古屋場所(7月4日初日、愛知県体育館)はカド番となる。新型コロナウイルス対策のガイドライン違反に加え、協会に対して虚偽報告をした事実は重く「出場停止」などの厳罰が下される可能性が高い。大関からの陥落は不可避の情勢となった。

 朝乃山の休場により、12日目の対戦相手だった関脇高安(31=田子ノ浦)は不戦勝となった。