大関残留に〝黄信号〟が点灯した。大相撲夏場所10日目(18日、東京・両国国技館)、カド番の大関正代(29=時津風)が関脇高安(31=田子ノ浦)に一方的に寄り切られて5敗目(5勝)。8連勝中だった〝お得意様〟に屈した取組後は「(自分の)形になれなかった」と肩を落とした。しかも、終盤戦の5日間で3大関との対戦を残しており、本当の試練はここから。

 正代は「ちょっと疲れているが、関係ない。苦しくなってきたが、集中を切らさないようにしたい」と気合を入れ直したが…。看板力士の座を死守できるか。