大相撲夏場所8日目(16日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)は幕内妙義龍(34=境川)をはたき込んで1敗を守った。

 頭で当たって突き起こすと、相手が出てきたところを左にかわして土俵にはわせた。過去12戦全勝の相手にも「今日の相撲に集中することだけ考えていた」と過剰な意識はなかったようだ。

 全勝でトップの大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を1差で追う構図は変わらず、貴景勝は「また明日頑張っていきます」と気を引き締めた。

 一方、大関朝乃山(27=高砂)は元横綱朝青龍のおいである幕内豊昇龍(21=立浪)の内掛けに屈して4敗目(4勝)。大関正代(29=時津風)は小結御嶽海(28=出羽海)に押し出されて5勝3敗となった。