大相撲夏場所7日目(15日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が幕内豊昇龍(21=立浪)を退けて6勝目(1敗)を挙げた。

 若手成長株で元横綱朝青龍のおいである豊昇龍と初対戦。立ち合いで変化の奇襲を仕掛けられても動じない。相手の足が流れて頭が下がったところで冷静にはたき込んだ。

 取組後は「自分の攻めをしっかりしようと思った。元気があるし、自分も負けない気持ちでやりました」と落ち着いた口ぶり。全勝の大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)との1差を守り「一日一番、集中するだけ。集中することが(結果に)つながってくると思うので」と目の前の一番に全力を尽くす構えを見せた。