大相撲夏場所3日目(11日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)は幕内若隆景(26=荒汐)に屈し、早くも2敗目を喫した。

 立ち合いで相手の変化に崩されて押し込まれると、耐えて体勢を立て直し、しばらくこう着状態が続く。そして仕掛けてきた若隆景を土俵際まで追い込んだが、残されて最後は寄り倒された。

 大関陣では照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が3連勝とし、前日に敗れた貴景勝(24=常盤山)と正代(29=時津風)も白星を手にしたが、朝乃山はまさかの連敗。出場力士最高位として意気込んでいただけにショックが大きかったのか取組後は取材に応じることなく国技館を後にした。

 前日の幕内明生(25=立浪)戦に続いて土俵際の攻めに課題を残した朝乃山。有観客開催となる4日目から逆襲となるか。