大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた22日、国技館の相撲教習所で合同稽古が行われた。

 大関正代(29=時津風)は大関朝乃山(27=高砂)と15番取って5勝10敗。稽古後は「攻められていない。自分の形になったときは前に出られるが、それ以外の形だと厳しかった」と振り返った。かなり疲労がたまっている様子で、この日の番数については「これ以上やるとケガしそうなので」と、無理することなく汗を流した。

 それでも、4日間の合同稽古は「立ち合いを中心に集中してできたんじゃないか」と収穫を口にする。これから夏場所に向けては、体を一度休ませ「前に出る相撲で圧力をかけながら、土俵際の詰めもしっかりできれば」と課題に取り組むつもりだ。

 そのためにはリフレッシュも欠かせない。漫画やアニメを好む正代は、今月9日に連載を終えた人気漫画「進撃の巨人」に言及。「途中までは見ていたけど完結したということで、その続きから読むのもありかな。一度、最新刊に追いついて、ためて読もうと思ったら、あれよあれよと完結したので。アニメで振り返るのもいい」

 原則として外出禁止となる生活も問題なくオンとオフの切り替えができそうだ。