横綱鶴竜が激白 “初優勝”への思いと「第2の人生」

2014年08月12日 11時00分

 横綱鶴竜(井筒)が10日、29歳の誕生日を迎えた。史上5位の高齢での横綱昇進(28歳7か月)から2場所が経過。20代ラストイヤーを迎える心境から横綱としての初優勝にかける思い、そして“第2の人生”についての結論は…。夏巡業中の鶴竜を直撃した。

 

――29歳になった。年齢を重ねた実感は

 

 鶴竜:いやいや、まだ29歳ですから。モンゴルではよく「男は30歳から」と言いますし。自分自身でも、これからだと思っています。

 

 ――確かに、モンゴル出身者は旭天鵬(39=友綱)や時天空(34=時津風)が幕内で現役。息が長いイメージがある

 

 鶴竜:立場(番付)が違うので、どこまでやれるかは分かりませんけど(苦笑い)。ただ、自分のベストのパフォーマンスが見せられる限りは、相撲を取り続けたいですね。自分で好きでやっていることなので。

 

 ――横綱として初優勝を狙った7月の名古屋場所はV逸。敗因は

 

 鶴竜:自分でも優勝を狙えると思いながら、やっていたんですけどね。やっぱり(格下の相手に)取りこぼしたのがいけなかった。

 

 ――横綱として一刻も早く優勝したい思いが強いのでは

 

 鶴竜:自分はここまで一気に上がってきたわけじゃない。一つひとつ、コツコツ積み重ねてきた結果が、今なので。もちろん優勝したい気持ちはあるけれど、焦ってもしようがない。これまでと同じようにやっていくだけ。

 

 ――ところで、以前に現役引退後は親方になることも「選択肢の一つ」と話していた。横綱になった今も、気持ちは変わらないか

 

 鶴竜:はっきりとは決まっていないんですけどね。今は頭の隅に置きながら、相撲に集中したい。すぐに決めなければいけないことでもないので。

 

 ――難しい選択か

 

 鶴竜:自分で「ハイ、親方になります」と言ったところで、なれるものでもないので(親方になるためには「年寄名跡」が必要で、取得は日本国籍を有することが条件)。それに、国籍を変えるのは大変なこと。簡単に決められることじゃないと思う。