大相撲春場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が大関貴景勝(24=常盤山)を破って12勝3敗とし、4場所ぶり3度目の優勝を果たした。

 立ち合いから押し込まれた照ノ富士だったが、土俵際で粘ると、前に出て相手を押し出した。

 2015年夏場所で初優勝を飾った照ノ富士は大関に昇進しながら、その後は両ヒザの故障や内臓疾患などで一時は序二段まで番付を下げた。それでも不屈の闘志ではい上がり、昨年7月場所で〝幕尻V〟を果たすと、直近3場所で36勝を挙げ、大関復帰を確実とした。