【春場所】照ノ富士1敗堅守 センバツ初勝利の母校にエール

2021年03月20日 20時36分

御嶽海を寄り切りで破った照ノ富士(中)

 大関復帰を目指す関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が小結御嶽海(28=出羽海)を一方的に下して6勝目(1敗)。立ち合いからまわしを取って引きつけると、相手に何もさせず力強く寄り切った。取組後は「まわしを取れたので良かったかな。ずっとそれを磨いてきましたから」と納得の表情を浮かべた。

 大関復帰の目安は三役の地位で3場所合計33勝以上。過去2場所で24勝しており、あと3勝すれば数字上のノルマは達成できる。

 初土俵から10年の月日がたっても、母校愛は変わらない。モンゴルから2009年に鳥取城北高へ相撲留学。昨年7月場所で復活優勝を果たすと、母校を訪問して優勝を報告した。この日は選抜高校野球で鳥取城北高が記念すべき〝センバツ初勝利〟。後輩たちに向けて「残り(次戦以降)も頑張ってくださいと伝えたい。ちょっとでも自分の勝ちが、みんなにいい意味でプレッシャーになればいい」とエールを送った。

 すでに〝大関級〟の実力を見せている。今場所は両横綱が休場し、3大関も2敗以上に後退。土俵下で審判長を務めた藤島親方(49=元大関武双山)は「大関陣より大関らしい。力強い」と大絶賛した。あくまでも今場所は大関復帰を目標に据えているが、今の勢いなら3度目の賜杯に〝上方修正〟することは時間の問題だ。

 母校の後輩たちとともに、ここから優勝へ向かって突き進む。

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