大相撲の時津風親方(35=元幕内土佐豊)が25日、東京・墨田区の部屋で新体制をスタートさせた。先代師匠(元幕内時津海=47)が協会の規則違反で退職したこと受けて部屋を継承。大関正代(29)や幕内豊山(27)らの稽古を見守った。

 新師匠は部屋付きの親方だった際のスタイルを変えることなく、まわしを締め、泥着を羽織って指導。「これまでと変わらずやっていけたら。今まで通り」。稽古終盤には自らもしこを踏み、弟子らの腕立てに参加した。

 体を動かすのはもちろん、稽古中は声を掛けていたようだが「あんまり話をするほうじゃないので。少しずつ、やっていく」と言う。

 部屋をけん引する正代と豊山は母校・東農大の後輩。時津風親方は「後輩だけど、いろいろ力を合わせて盛り上げていけたら」と気を引き締めた。