大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で進退がかかる横綱鶴竜(35=陸奥)が22日、国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古3日目に参加。初日と2日目は関取を相手に連日10番以上こなしていたが、この日は相撲を取らずぶつかり稽古で胸を出すなど軽めの調整で汗を流した。

 稽古の合間には元横綱朝青龍の甥にあたる幕内豊昇龍(21=立浪)と言葉を交わす場面もあった。鶴竜は「(豊昇龍は)ちょっと首が痛いみたいだから『首は大事だよ』『ちゃんと治療してるのか』とか、そういう話」と明かした上で「これから体が大きくなっていけば、もっともっと上がっていくだろうし、相撲勘の良さとか、内容もいいので。あとは本人次第、努力次第じゃないですかね。ケガせずにやっていくこと」と期待を寄せていた。