大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて大関正代(29=時津風)が8日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。

 基礎運動を中心に筋力トレーニングや若い衆に胸を出した正代は、師匠の時津風親方(47=元幕内時津海)が初場所中に麻雀店に通うなど規則を違反していたことについて、発覚当初よりも「だいぶ落ち着いていますよ」と語った。

 時津風親方は稽古場に姿を見せているものの、特に言葉を交わしていないという。それでも正代は「報道が出たときはみんなそわそわしていたけど、今は落ち着いて稽古ができているので、今のところ大丈夫かなと思っている」と、集中できていることを強調。

 3月場所へ「報道が出てから気合を入れるのもおかしいので、いつも通り今までやってきたことをこれからも続けて結果を残していくだけ」と自然体を貫く構えだ。