大相撲の大関正代(29=時津風)が1日、電話取材に応じ、師匠の時津風親方(47=元幕内時津海)が日本相撲協会が定める新型コロナウイルス対策のガイドラインを違反したことついて「とても残念に思いますけど。それはもう協会の方針に従うだけなんで。どんな結果であろうと協会の決定に従って頑張っていけたら」と語った。

 この日、稽古を再開した正代は、時津風親方から今回の件に関する説明があったことを明かし「大部屋でみんな集まって。謝罪込みの詳しい説明というか。とりあえず今はまだ処分出てないのでそれ(処分)が出るのを待っている状況という感じでした」

 同親方は不要不急の外出が禁止されている初場所開催期間中、麻雀店に通うなどの不適切な行為があった。昨年9月にも外出禁止期間中に宮崎県でゴルフコンペに参加するなどの行為が発覚。秋場所後に「委員」から「年寄」へ2階級降格処分を受けており、今回は厳罰が避けられない状況だ。

 それでも正代は「とりあえずどういう処分でも、結局僕たちがやることは変わらないかなと。1月(初)場所もみんな結構成績が良かったし、稽古以外でも自主的にトレーニングだったりとか、取り組んできているので。その結果は分からないですけど、いい方向に流れはきているので変わりないとは思うんですけど」と思いを打ち明けた。