全敗の宝富士相手に変化相撲…鶴竜に大ブーイング

2014年05月19日 16時00分

宝富士(左)相手に変化相撲の鶴竜にブーイングが…

 大相撲夏場所8日目(18日、東京・両国国技館)、新横綱の鶴竜(28=井筒)が幕内宝富士(27=伊勢ヶ浜)に、まさかの“禁じ手”だ。立ち合いで真っすぐ立った宝富士に対し、鶴竜は右へ回ってまわしを触れた程度の上手投げ。全敗の平幕に対して、横綱らしくない相撲内容に満員札止めの館内からブーイングが向けられた。

 

 7日目に2敗目を喫し「勝ちたいというか、勝たなきゃいけない」と思ったとの鶴竜。北の湖理事長(61=元横綱)は「まさかだね。とっさにいってしまった。横綱は負けた翌日は、どうしても弱気になる。クセにならなきゃいいのだが。(館内のブーイングに)横綱はまともにいくものだと思っているから。バツが悪い? 本人もそう思っているんじゃないか」。

 

 審判長を務めた朝日山審判部副部長(64=元大関大受)も「さえないね。厳しい相手ではない」と渋い顔だった。新横綱は物憂げな表情で「これも勉強。次にこういった状況で自分の相撲が取れれば、変わっていく」と自分に言い聞かせるように話した。

 

 大関のころも引いたりはたいたりする相撲内容が多く不評を買っていたが、横綱になっても“悪癖”が直っていないことを露呈してしまった。