大相撲の時津風親方(47=元幕内時津海)が日本相撲協会が定める新型コロナウイルス対策のガイドライン違反をしていたことが27日、分かった。不要不急の外出が禁じられている初場所期間中にマージャン店に行くなどの行為があったという。

 時津風親方は昨年9月にも外出禁止の規則を破って知人とゴルフなどを行い、秋場所後に「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けたばかり。今回の違反行為を受けて、相撲協会は理事会で正式な処分を決める方針。「退職勧告」や「解雇」などの厳罰が下される可能性が高い。

 同親方が師匠を務める時津風部屋は、大関正代(29)らが所属。正代はカド番で臨んだ初場所で千秋楽まで優勝争いを繰り広げるなど、横綱不在の場所を盛り上げた。