稀勢の里と遠藤が“重~い”場外戦

2014年05月14日 16時00分

宝富士(右)を寄り切った稀勢の里

 重機対決!? 大相撲夏場所3日目(13日、東京・両国国技館)、大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が幕内宝富士(27=伊勢ヶ浜)を寄り切って3連勝。綱取りの再挑戦へ向けて好スタートを切り「体が動いている。3連勝? いいと思います。最後まで集中していきたい」と表情を引き締めた。

 

 発奮材料もある。場所前には故郷の茨城・龍ケ崎市に本社がある建機メーカー「諸岡」から、キャタピラー式ダンプトラックがデザインされた化粧まわしを贈呈されたからだ。デザインのテーマは重機が持つ「力強さ」。そして、もう一つの“裏コンセプト”があるという。関係者は「実は、遠藤関の化粧まわしに対抗する意味もあるんです」と明かした。

 

 幕内遠藤(23=追手風)には、昨年12月に「日立建機」から油圧ショベルカーがデザインされた化粧まわしを贈られている。「諸岡」サイドも、この情報を報道などで把握。化粧まわしの製作にあたり「遠藤関のものに負けないデザイン」を目指したという。日本の建機メーカー同士が、思わぬ形で火花を散らし合うことになった。

 

 春場所後には鶴竜(28=井筒)が横綱に昇進。稀勢の里は先を越される格好となった。一方で、遠藤の台頭でこれまでにあった「和製力士」としての期待感も薄れつつある。しかも、その遠藤には三月場所五日目に大関戦初白星を献上。今場所は、是が非でも意地を見せる状況に立たされている。

 

 ちなみに、稀勢の里と遠藤の重機の化粧まわしは、今場所の幕内土俵入りで鉢合わせする可能性もある。「和製大関」と「和製ホープ」の取組外の“対決”にも注目だ。