大相撲初場所14日目(23日、東京・両国国技館)、「昭和の大横綱」大鵬の孫で新十両の王鵬(20=大嶽)は、十両白鷹山(25=高田川)に押し倒され10敗目(4勝)。取組後は「(自分の)動きがめちゃくちゃ遅かった。起きなかったら大丈夫かと思ったけど、思ったより(相手の)圧力があった」と語った。

 今場所は待望の十両昇進となったが、土俵では力の差を痛感。黒星が大きく先行し、春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)での陥落は避けられない状況だ。

 幕下以下と異なり15日間、毎日相撲を取ることに「疲れとかは全然ないです」としつつも「全然実力が足りなかったので、また下でやり直します」と話す。

 千秋楽に向けては「最後くらい、自分らしい相撲を取れるように頑張ります」と前を向いた。