大相撲初場所11日目(20日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(26=高砂)が関脇隆の勝(26=常盤山)をはたき込みで退けて8勝目。自身初のカド番を脱出すると同時に、優勝争いのトップと1差に接近した。取組後は「カド番を脱出して相撲が終わったわけじゃない。明日から自分の相撲を取り切って、自信持って頑張りたい」と表情を引き締めた。
 
 朝乃山にとって、1月の初場所は年6場所で唯一、負け越しがないゲンのいい場所でもある。「新年一発目の場所。いい成績を残して、いい一年にしたい」と好成績を誓った。

 12日目(21日)は過去0勝3敗と苦手にする関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が相手。「しっかり自分の相撲を取り切れば、結果は付いてくる。自分より一回り大きい相手なので、先に先に攻めていきたい」と意気込んだ。