大相撲初場所11日目(20日、東京・両国国技館)、幕内大栄翔(27=追手風)は幕内阿武松(24=阿武咲)に屈して2敗目。立ち合いから激しい突き押しで相手を追い込んだが、土俵際でかわされると最後は突き落とされた。取組後は「(相手を)しっかり見ていかないとダメでした」と反省した。

 それでも、体の反応が悪かったわけではない。本人も悲観する様子はなく「こういう立ち合いをすれば大丈夫。あとは土俵際とか細かい部分を修正できれば」とすでに切り替えている。

 これでV争いは大関正代(29=時津風)とトップタイ。緊張感については「まったくないことはないですけど、一日一番なのであまり考えてないですね」と強調した。