大相撲初場所9日目(18日、東京・両国国技館)、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内竜電(30=高田川)を寄り切りで下して6勝目を挙げた。立ち合いで取った左前みつを切られ、徐々に相手の形になられたが、不十分な体勢でも強引に左を差して相手を起こして勝負を決めた。

「落ち着いて取れたのでよかった。思った通りの相撲ではないけど、勝てたのでよかった」と冷静に振り返った。3番前の相撲で同部屋の幕内宝富士(33)が全勝の幕内大栄翔に土をつけ、トップとの星の差が2つに縮まったが「とりあえずは勝ち越し。その後は2桁を」と一番一番、積み重ねていくことを強調した。