大相撲初場所8日目(17日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が幕内玉鷲(36=片男波)に送り出されて6敗目(2勝)を喫した。取組後は「また切り替えて。明日に向かってやっていきたい」と険しい表情で話した。

 土俵下で審判長を務めた錦戸親方(58=元関脇水戸泉)は「全然、足が出ていない。上半身だけで当たっている。最後まで棒立ちだった」と指摘した。今場所は自身初の綱取りに挑んだが、すでに横綱昇進の可能性は消滅。大きく黒星が先行し、負け越しが現実味を帯びてきた。