大相撲初場所初日(10日、東京・両国国技館)、日本相撲協会の八角理事長(57=元横綱北勝海)が恒例の協会あいさつを行った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4部屋65人の力士が休場したことを受けて、八角理事長は「この度は場所前、相撲部屋において複数の感染者が判明し、多大なご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と述べた。

 また、白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱不在を「大変遺憾」とした上で「力士は厳しい感染予防を行いながら毎日の稽古の成果を発揮し、今年最初の本場所にふさわしい白熱した相撲でご期待にお応えすることと存じます」

 今場所は緊急事態宣言下で、観客の上限を5000人に設定。八角理事長は会場に訪れたファンに「さまざまなお願いをしておりますが、ご協力いただきますよう、お願いを申し上げます」と呼びかけた。