大相撲初場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた9日、日本相撲協会の伊勢ケ浜審判部長(60=元横綱旭富士)が、報道陣の取材に対応した。

 初場所は新型コロナウイルス感染者と濃厚接触の可能性がある力士65人が大量休場する事態となった。伊勢ケ浜部長は今回の休場者の取り扱いについて「具体的にどうするかは決まっていない。これから話し合って決めていく」と話し、今後に審判部内で協議して決定する方針を示した。

 昨年9月の秋場所前には玉ノ井部屋で力士24人が感染し、所属力士28人が全員休場。次の11月場所の番付が据え置かれる救済措置が取られた。