大相撲初場所(東京・両国国技館)の初日を翌日に控えた9日、日本相撲協会は全協会員(878人、すでに検査済みの一部部屋を除く)を対象に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果を発表した。今回の検査の陽性者数は5人。

 九重部屋で幕内千代翔馬(29)、十両千代鳳(28)の関取のほか、幕内以下の力士2人が陽性。友綱部屋でも幕内以下の力士1人が陽性となった。陽性者が出た部屋の力士は濃厚接触の可能性があるため、全員が休場する。

 九重部屋には7人、友綱部屋には3人の関取衆が在籍。宮城野部屋もすでに感染が判明した横綱白鵬(35)のほか、十両石浦(30)と十両炎鵬(26)も濃厚接触の可能性があり休場する。

 荒汐部屋でも幕内若隆景(26)と十両若元春(27)が感染しており、十両以上の関取でコロナ関連の休場者は15人。腰痛で休場する横綱鶴竜(35=陸奥)を合わせれば、関取の休場者は16人に上ることになった。

 コロナ関連で初場所を休場する関取は以下の通り。

【九重部屋】幕内千代の国(30)、幕内千代大龍(32)、幕内千代翔馬(29)、十両千代丸(29)、十両千代ノ皇(29)、十両千代鳳(28)、十両千代の海(27)

【友綱部屋】幕内魁聖(34)、十両旭秀鵬(32)、十両旭大星(31)

【宮城野部屋】横綱白鵬(35)、十両石浦(30)、十両炎鵬(26)

【荒汐部屋】幕内若隆景(26)、十両若元春(27)