【大相撲】初場所休場の鶴竜に対し師匠の陸奥親方「もう次はないよ」

2021年01月08日 15時37分

陸奥親方

 大相撲初場所(10日、東京・両国国技館)を休場することになった横綱鶴竜(35=陸奥)について、7日夜に横綱からの電話を受けた陸奥親方(61=元大関霧島)が、話し合いの中身を明らかにした。

「ぼちぼち(稽古で)胸を出すのも増やしてきたんだけど、そこで、腰の調子がよくないということで休場させてもらいます、と」。それを受けて陸奥親方は「本人にしかわからないからどうこう言えないんだけど『もう次はないよ』と。本人も『来場所、引退を懸けて一日でも早く稽古できる体をつくって頑張ります』ということだった」と、鶴竜が3月の春場所に進退を懸けて臨む考えを示した。

 12月の時点では部屋の幕内霧馬山(24)と相撲を取る稽古ができていたが、年明けからそれもストップ。今は四股などの基礎運動や、若い衆のぶつかり稽古で胸を出す程度でしか、体を動かせない状態だという。

 その様子を見てきた親方は「やっぱり稽古できないのが一番、本人もつらいと思うし、幕下相手ではなかなか勘が取り戻せないと思う」と準備不足を指摘したうえで「(休場するかどうかは)だいぶ迷ったんじゃないかな」とおもんぱかった。

 政府が1都3県に緊急事態宣言を発令し、3月場所まで稽古状況が劇的に改善されることは考えにくい。「自分で考えた稽古、運動。それがどれだけできるか」と親方も厳しい見方だが、一方では「自分で(進退を懸けると)言ったので期待はしている」と語った。