【初場所】大関正代の復活のカギは「ケガよりもカド番の重圧」

2021年01月01日 11時31分

正代

 大相撲初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)で大関正代(30=時津風)が復活を目指す。9月の秋場所で初優勝し、念願の大関に昇進。しかし、新大関として迎えた11月場所は左足首を痛めて5日目から途中休場となった(3勝2敗10休)。大関2場所目となる初場所はいきなりカド番で臨むことになった。

 正代は先場所について「負けられないという気持ちがどうしても強くて。変に勝ちにこだわり過ぎてケガにつながった」と自己分析した上で「前に出て攻める相撲を取りたい。また来年、再来年と結果を残していけたら」と飛躍を誓った。ただ、正代にとっては本場所を休場すること自体が初めての経験。12月中旬に行われた合同稽古への参加を見送るなど手探りの調整が続いている。

 ここから、本当に復活できるのか。兄弟子で部屋付きの井筒親方(37=元関脇豊ノ島)は「アゴを上げて取る正代の相撲はもう確立されている。体が反っていながら、あの圧力。誰にでもできるものじゃない。もともと体の動き、センスで取っているから。足の運びとか天才的。投げもうまくないけど、決めてしまう。変な言い方だが(稽古は)ちょこっとやれば感覚は戻ると思う」と分析する。

 その上で「ケガよりも、カド番の重圧。大関の地位を守る感覚ではなく、思い切りいってほしい」と指摘した。普段から稽古量が本場所の成績に直結しないタイプ。カド番を意識せず攻める姿勢さえ貫けば、あとは相撲センスでカバーできると見ているが…。果たして、どうなるか。

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