横綱日馬富士が14日、東京・江東区の伊勢ヶ浜部屋で稽古を行い、幕内照ノ富士(22)ら関取衆を相手に18番相撲を取った。この日に30歳の誕生日を迎え「本当にアッという間。つい最近日本に来た感じだけど、考えてみれば14年目になっている」と感慨深げだ。

 年齢的にはベテランの領域に入りつつあるが「アスリートとしては、これからという年。モンゴルでは『男は30歳から』と伝えられている。全ての力、考え方がしっかりしてくる。僕も相撲に集中して時間を大事にしながら頑張っていきたい」と“三十路の誓い”を立てた。

 先の春場所後に鶴竜(28=井筒)が第71代横綱となり、土俵は白鵬(29=宮城野)との2強から3横綱時代に突入。言葉通りに力を発揮し、存在感を示せるか。