大相撲の合同稽古4日目が21日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた。元大関の小結高安(30=田子ノ浦)は申し合いで大関朝乃山(26=高砂)、幕内北勝富士(28=八角)らと16番取って11勝5敗。「番数も取れたので、良かったんじゃないですかね。(番数が)多いということは、調子がいいということなので。その面では気分良くできています」と納得の表情を浮かべた。

 昨年11月場所は腰痛で途中休場し、大関から陥落。数々の故障に苦しんできたが、再び大関を狙える三役の地位まで戻ってきた。再挑戦の足固めを狙う初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)へ向けて「まずは痛いところをなくして十二分のパフォーマンスができるように。そこが一番。場所中、いいコンディションで入って毎日いい相撲を取れたら」と意気込んだ。