大相撲初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)を控えた18日、大関朝乃山(26=高砂)が国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加した。大関貴景勝(24=常盤山)と相撲を10番取って3勝7敗。大関同士の稽古は「朝、貴景勝関から言われたので。それでやることになりました」と明かした。

 合同稽古には初参加で「(ほかの部屋の力士とは)半年以上ぶりの稽古だった。勝ち負けがあって、しっかり当たれるか、立ち合いからの自分の攻めをつくれるかだった」と振り返る。春場所前以来の雰囲気に懐かしさも味わい「久しぶりに関取同士、きょうは大関だったので。大関に思いきりいけたと思います」と感想を語った。

 右肩の状態については「悪くはないけど、まだ本調子ではないので。今は焦らずじっくりやっていって、本場所で力を発揮できればいい」。初場所に向けて徐々に仕上げていくつもりだ。