大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で綱取りに初挑戦する大関貴景勝(24=常盤山)が10日、東京・台東区の部屋で稽古を行った。この日はしこやすり足などの基礎運動、腕立て伏せ、スクワット、ぶつかり稽古などで調整。「こっから、どんどん実戦に向けてできたら」と語った。

 18日から国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古には横綱白鵬(35=宮城野)や大関朝乃山(26=高砂)らも参加予定。しかし、本人は「人は関係ない。自分がどうするかだけから」と強調する。相手が誰であっても「なかなかないチャンスだから、やるんであればやりたい。こういう時期にできるのは貴重だから、そういう気持ちでいけば」と初場所に生かすつもりだ。