「何で自分だけ弱いんだろう…」新十両・王鵬が味わった悔しさ

2020年11月25日 13時34分

新十両に昇進した王鵬

 日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲初場所(来年1月10日初日、国技館)の番付編成会議を開き、「昭和の大横綱」大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男の納谷(20=大嶽)が新十両に昇進し、しこ名を「王鵬」と改名することを発表した。

 この日、東京・江東区の部屋でリモートによる会見を行った王鵬は「(先)場所が終わってから今日まで結構ドキドキしていたので、よかったなというか。落ち着いた感じです」と率直な感想を述べた。

 入門から3年。ようやく関取となったが、本人は「自分の中では納得いっていない。もっと早く関取に上がるつもりだったのでちょっと時間がかかったな」と感じているという。

 琴勝峰(21=佐渡ヶ嶽)、豊昇龍(21=立浪)といった同世代がすでに幕内の土俵に上がっており「何で自分だけ弱いんだろうというのがあって。自分では一生懸命やっているつもりだったけど」と悔しさも味わった。

 それでも、師匠の大嶽親方(60=元十両大竜)は「5年で上がったとか、10年で上がったとか関係ない。上がってからどれだけ頑張れるか、これからが勝負だと思っている。私は大鵬親方に『上がって10年だよ』と言われた。彼の場合は10年どころではなく20年でも頑張れるかもしれないけど、そういうつもりで」と話す。

 しこ名は大鵬から1字受け継ぎ「名前に見合った人間になれるように」と王鵬。来年の目標は「番付を下げることないように勝って、新入幕を目指して頑張ります」と力強く語った。