大相撲春場所3日目(11日、大阪府立体育会館)、横綱白鵬(29=宮城野)が本場所で初顔合わせの遠藤を一蹴して3連勝。立ち合いは右で遠藤の顔面に強烈な張り手を浴びせると、相手に何もさせずに一方的に送り倒した。取組後は「張り手?(初顔の)あいさつどうこうはないですが、若手の期待の星だから。勢いもありましたしね」と貫禄たっぷり。自身の29歳の誕生日を白星で祝った。

 一方で、最強横綱への初挑戦で完敗を喫した遠藤は「(横綱と)対戦できても、勝たないと…。どうこう言っても、負けは負けなので」と力の差を痛感した様子。「終わったことを考えても仕方がない。また明日頑張ります」と4日目の大関琴奨菊(30=佐渡ヶ嶽)との対戦に向けて気持ちを切り替えていた。