日本相撲協会は15日、理事会で元大関の十両琴奨菊(36=佐渡ヶ嶽)の引退と年寄「秀ノ山」襲名を承認したことを発表した。

 琴奨菊は9月の秋場所で左ふくらはぎを負傷し、2勝10敗3休の成績に終わって、今場所は15年ぶりに十両へ転落。6日目まで1勝5敗と本来の相撲が取れず、7日目に休場を届け出ていた。

 関取最年長で土俵に立ち続けた琴奨菊は今後、佐渡ヶ嶽部屋付きの親方として後進を指導する。