全勝キープの貴景勝 土俵外でも自覚の〝取材皆勤賞〟 2横綱2大関休場の中

2020年11月14日 11時19分

輝に立ち合いで激しく当たられるも、はたきこみで退けた貴景勝

 大相撲11月場所(東京・両国国技館)で大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が“孤軍奮闘”の活躍を見せている。6日目(13日)は幕内輝(26=高田川)を豪快に、はたき込んで6連勝。文句なしの内容に「集中して自分の相撲を取ろうと思いました」と冷静に振り返った。

 今場所は2横綱2大関が休場する異常事態。それでも全勝を守ったことには「その日の相撲しか考えていないので、勝つことでいい影響があるのか分からないけど、見えないところでそうなっている可能性はある」と自己分析した。

 大関としての自覚が、さらに増したことも好調を後押しする。今場所前には「とにかく結果を残さないといけないので。(大関などの)上位初挑戦という気持ちとは違うかな。どれだけ力を試せるかという気持ちを残して、しっかり結果も残さないといけないので。そこは少し変わったところかもしれないです」と語っていた。さらに看板力士として“土俵外”でもしっかり務めを果たしている。9月の秋場所は優勝こそ逃すも12勝3敗で大関の役割をまっとうした一方で、8日目まで報道陣のリモート取材をスルーし続けたこともあった。本人は9日目に「勘違いをしていた」と釈明したが、今場所は初日からここまで欠かすことなく対応している。

 全勝は小結照ノ富士(28=伊勢ヶ浜)、幕内千代の国(30=九重)を含めた3人。大関は今後の“取材皆勤”とともに白星街道を突き進めるか。