元大関・琴奨菊が現役引退 16年初場所で10年ぶりの日本出身力士優勝飾る

2020年11月14日 09時55分

2016年初場所で初優勝した琴奨菊

 大相撲11月場所7日目(14日、東京・両国国技館)、元大関で関取最年長の琴奨菊(36=佐渡ヶ嶽)が現役を引退することになった。

 琴奨菊は9月の秋場所で左ふくらはぎを負傷。2勝10敗3休の成績に終わり、今場所は15年ぶりに十両へ転落していた。負傷箇所にテーピングを施して土俵に上がっていたが、本来の相撲が取れずに6日目(13日)まで1勝5敗。この日までに引退することを決断した。

 琴奨菊は2002年1月の初場所で初土俵。低く鋭い立ち合いからのがぶり寄りを武器に、大関の地位まで上り詰めた。2016年1月の初場所で初優勝。日本出身力士では10年ぶりに優勝を果たし、外国勢による賜杯独占に終止符を打った。幕内勝利数718勝は昭和の大横綱の大鵬に次ぐ歴代6位。幕内出場回数1332回(6位)、幕内在位92場所(7位)など数々の記録を残し、歴史に名前を刻んだ。

 今後は年寄「秀ノ山」を襲名し、後進の指導にあたる予定。また一人、平成の大相撲をわかせた力士が土俵を去ることになった。