大相撲11月場所初日(8日、東京・両国国技館)、「昭和の大横綱」大鵬の孫で西幕下筆頭の納谷(20=大嶽)が幕下大翔鵬(26=追手風)を押し出して白星発進。新十両昇進へ向けて幸先のいいスタートを切った。取組後は「ちょっと体の硬さがあったんですけど、流れはよかったと思います」と納得の表情だ。

 9月の秋場所は西幕下4枚目で5勝2敗と勝ち越したが、番付運もあり新十両はならず。「先場所はめちゃくちゃ悔しかったんで、文句のつけようのない星で上がろうと思っています。『運よく上がれたらな』と思いましたけど、運ではなく実力で行きたいと思います」と目標の関取へ向けて意気込んだ。