大相撲11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を控えた6日、新大関正代(29=時津風)が電話取材に応じた。

 この日は取組編成会議が開かれるなど、いよいよ本場所が近づき「あまり考えないようにしてるんですけど、どうしても緊張してしまうところがあります」と心境を明かした。一方で、初優勝と大関昇進を決めた9月の秋場所後は多忙な日々を送ったものの、番付発表後は「いつも通りの稽古メニューで調整できたんじゃないかなと」と話すように、体の状態に不安はなさそうだ。

 そんな中、地元では熊本出身力士初優勝を記念して正代の写真集が発売された。本人の手元にはには後日届くようだが「(地元のファンに)喜んでいただけるならうれしいですけど、(部数が)あまり少なかったら気にしますけど」と心配事もあるとか。

 また、白鵬(35=宮城野)と鶴竜(35=陸奥)の両横綱が休場を発表し、出場力士の上位となることには「まずは勝ち越してからだと思うので、もし勝ち越したら次の目標。そのぐらいに考えています」と新大関らしく意気込んだ。