大相撲11月場所を控えた2日、新関脇隆の勝25=千賀ノ浦)が東京・台東区の部屋で稽古を行った。この日は十両貴源治(23)を相手に相撲を15番取って調整した。目標にする大関へのスタートラインに立った隆の勝は「自分らしい相撲を一日一日、集中して取れるように頑張っていくだけ」と意気込んだ。

 千葉・柏市出身で6人きょうだいの4番目。小学生まではケンカで3番目の姉に〝黒星〟を喫していたという。隆の勝は「年子のお姉ちゃんには負けたくないじゃないですか。ずっとケンカしてた。負けてましたね。中学に入ってからは体格も全然違くなったので、そこからは負けてはないですけど」と告白。「(ケンカは)昔は、めちゃめちゃしましたけど、今となっては全く。みんな仲良くなりました」と笑顔で語った。

「おにぎり君」の愛称で親しまれる〝癒やし系力士〟の土俵に注目だ。