大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)を控えた1日、幕内琴勇輝(29=佐渡ヶ嶽)が代表取材に応じ、先月14日に左ヒザの内視鏡手術を受けていたことを明かした。

 患部はこれまでも故障歴があり「ちょっと長くずっと我慢して使ってきたせいで、骨が変形し始めて、膝の裏側あたりで、膝の腱のとこに引っかかっちゃって。それを削ってやらないと膝が伸びないとこまでいってた」という。

 また、11月場所出場に向けて手術に踏み切ったようだが「(術後の経過は)現段階では思ったよりうまくいっていない。もうちょっと早い段階で歩いたり四股踏めたりいろいろできたりするはずだったんですけど、術後の腫れとかひどかったので。ここからは体と相談しながら」と現状を説明。

 1月には両ヒジの手術を受けている琴勇輝は「1年に2回手術するというのはなかなか経験のないことで大変でした」としながらも「不具合が出ているというか、調子が悪いところはきれいにしてしまって、来年からまた自分らしい相撲を届けられるように頑張っていきたい」。来場所の出場は微妙だが、前向きに語った。