【11月場所】24人クラスター発生の玉ノ井親方 「すごく心配もありました」

2020年10月30日 16時01分

玉ノ井親方

 大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)を控えた30日、玉ノ井親方(43=元大関栃東)が代表取材に応じた。部屋では力士24人が新型コロナウイルスに集団感染し、力士28人全員が秋場所を休場。現在は来場所に向けて稽古を再開したが「言われていたこと(対策)はやっていたので、そうなるとは全く考えていなかった。感染力の強さはすごいと気づかされた」と改めて当時を振り返った。

 突如発生したクラスターになすすべはなく、新型コロナに感染して亡くなった高田川部屋の三段目・勝武士さん(享年28)のこともあり、胸中は穏やかではなかった。

「すごく心配もありましたし、本当に1日1日過ごすことで今、自分に何ができるのかなと考えていました。びっくりどころの話じゃないですね。『えっ』と。本当に何も言葉が出てこないというか…」

 幸いにも重症化したケースはなく、無症状の陽性者も含めて先月末には全員が部屋に戻った。力士らの精神面にも不安はないようで、玉ノ井親方は「体の筋肉が戻るのは時間がかかるので状態を見ながらやってきた」という。

 また、来場所は番付が据え置きとなり「感謝しきれないくらいありがたい話。(力士)本人たちは先場所できなかったことを思いきりやって最後までできれば」と期待していた。