大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)を控えた28日、幕内翔猿(28=追手風)が埼玉・草加市の部屋で稽古を行った。この日は申し合いに参加し、幕内大栄翔(26)らと相撲を取って調整。「少しずつ体も動いていて、場所までに調整できればいいと思います」と納得の表情だった。

 新入幕の秋場所では11勝4敗と大ブレーク。自身のしこ名〝とびざる〟については「結構名前を覚えてもらって、いろんな人に声を掛けてもらうようになりました」と話すように、反響が大きかったという。

 来場所は番付上の力士と対戦する機会が増えそうだが「力が強いのでケガが心配」としながらも「ワクワク感が強いですね。勝ち越しを目指してやっていきたいです」と意気込んだ。

 そんな翔猿は英語の勉強に取り組んでおり、現在は新型コロナ禍で困難だが、外国人ファンとの交流を楽しみにしているようだ。しかし、まだ「小学生(レベル)です」と明かし「普通にはしゃべりたいですね。日常会話ぐらいに」と意欲的だった。

 本業はもちろん〝土俵外〟でもレベルアップできるか注目だ。