日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲11月場所(11月8日初日、国技館)の開催方式について協議。観客の上限を約5000人に増やして開催することを決定した。7月場所と9月場所は新型コロナウイルス対策として国技館の定員の4分の1にあたる約2500人に制限して観客を入れていた。

 過去2場所は4人用マス席を1人で使用していたが、今回は2人で使用。イス席は前後左右を1席空けて使用する。また、タマリ席は5列目と7列目のみを1席ずつ空けて使用する。入場券は20日からインターネットを通じて販売する。

 八角理事長(57=元横綱北勝海)は相撲協会を通じて「専門家のアドバイスを受けながら11月場所の開催方法を一部変更しました。今後も一層の感染防止策を図り『安心安全な大相撲観戦』を開催する所存です」とコメントした。