三賞獲得確実…遠藤効果で集客アップ

2014年01月25日 16時00分

すくい投げで琴欧洲を破った遠藤

 幕内遠藤(23=追手風)が関脇琴欧洲(30=佐渡ヶ嶽)をすくい投げで破り10勝目。デビュー6場所目で三賞獲得を確実にした。先場所まで大関だった実力者からの白星に「自分でもビックリしている。信じられない」と興奮気味に話したが、日本相撲協会にとっても“うれしい誤算”に違いない。

 

 場所前は大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が綱取りに挑むとあって、チケットの売れ行きは好調だった。ところが、いきなり初日に土がつくと序盤の5日目までに2敗を喫して“終戦”。中盤以降は「話題ゼロ」となりかねない中、遠藤が勝ち星を伸ばして注目度が急上昇した。この日は、遠藤効果も手伝って大入りとなる1万304人の観客が詰め掛けた。

 

 遠藤の集客効果について、協会幹部は今場所の途中まで「まげも結っていない力士に頼ってはいけない」と否定していたが、北の湖理事長(60=元横綱)は24日に「場所前は、稀勢の里が横綱になるかという話題があった。稀勢の里は残念だが、逆に遠藤が頑張ったのが大きい」と効果を認めた。

 

 番付が上がる春場所は横綱大関との対戦が見込まれる。さらなる活躍で、角界の「救世主」となれるか。